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市場調査レポート
2020年版 薬局ICT化の現状と今後の展望
~ポスト・コロナ時代の近未来のIT調剤(電子薬歴・電子お薬手帳・オンライン服薬指導)~
発刊日 | 2020-08-07 |
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体裁 | A4 / 180ページ |
発行 | 株式会社シード・プランニング |
備考 | |
販売価格 |
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2035年までの薬局支援システム市場規模を算出
薬局必須アイテム電子薬歴システムの市場。薬局だけでなく一般生活者からの利用も重要である電子版お薬手帳の市場。今後、薬剤師がビデオ通話システムを用いて服薬指導をするためのオンライン服薬指導システム市場。薬局ICT化に関わる3つの薬局支援システム市場の他、薬局に潜む約1,000憶円の市場を推計。 -
薬剤師による服薬指導対面からオンラインへ
国家戦略特区における遠隔服薬指導の実証実験。「COVID-19」感染防止のための特例的な服薬指導の措置。2020年9月解禁予定のオンライン服薬指導。服薬指導の「オンライン化」に関して、電子薬歴や電子版お薬手帳の薬局支援製品を提供している企業の取り組みを取材。薬局制度の動向を踏まえ今後の展望を予測。 -
薬剤師と患者をつなぐ電子版お薬手帳のパラダイムシフト
2015年より薬局での運用が本格化し、スマホで使用できる電子お薬手帳アプリは乱立している。本来の目的である薬剤情報管理の他、健康管理や処方箋予約機能が追加されてきたが、薬剤師による継続的な服薬フォローが必須となり、2021年以降に本格化するオンライン資格確認や電子処方箋の運用に合わせ、電子版お薬手帳は役割転換を果たす時。
現在の薬局・薬剤師の果たすべき姿は、2015年に厚生労働省より示された「患者のための薬局ビジョン」へと向かっています。ビジョンの中では、団塊の世代が後期高齢者となる2025年までに、すべての薬局・薬剤師が、ICTを活用し24時間対応ができる「かかりつけ薬剤師・薬局」として機能することが求められています。さらに、2035年には認知症高齢者や要介護状態の高齢者の増加が懸念され「2025年の薬局の姿」は、今後地域を支える薬局、薬剤師の働き方のスタートにしか過ぎません。
しかし、ICTの活用において、電子薬歴システムの導入薬局は約74%、電子版お薬手帳の導入薬局は約48%であり、両方のシステムに対応している薬局は全体の約43%にとどまっており、いずれも十分な数値には達していません。(厚生労働省「かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査報告書」平成31年3月)
2020年の診療報酬改定では、オンライン服薬指導の算定要件が明記され、全国的な展開が見えていました。準備が進む中、2020年4月特例措置・時限的措置としてオンライン服薬指導の全国解禁が発表となり、関連した製品の売り込みが始まっています。
このレポートでは、「かかりつけ薬剤師・薬局」をとりまく関連ビジネス、それらを支援する企業・製品・サービスを調査し「近未来のIT調剤」を俯瞰しました。
プレスリリース
本レポートはプレスリリースにも掲載されました。
詳細は以下のページをご覧下さい。
目次
はじめに
調査概要
序章 寄稿
【1】「薬局の ICT 化の現状と期待する事」
京都大学名誉教授 赤池 昭紀
第一章 薬局ICT 化の将来展望
【1】総括
【2】調剤薬局の目指す姿
(1)「患者のための薬局ビジョン」背景
(2)医薬分業とは
(3)医薬分業によるメリット
(4)薬局に対する問題点
(5)「患者のための薬局ビジョン」目的
(6)「かかりつけ薬局・薬剤師」という言葉の誕生
(7)かかりつけ薬局・薬剤師に必要な機能
(8)かかりつけ薬局・薬剤師に求められている3つの必須機能
(9)ニーズに応じて強化・充実すべき2つの機能
(10)「患者のための薬局ビジョン」における未来の薬局の姿
(11)薬局を評価する項目
(12)最新の薬局KPI 調査項目
(13)現在の薬局の課題と将来展望
【3】電子薬歴システムの動向
(1)薬歴とは
(2)電子薬歴システムの登場
(3)レセプトコンピュータ
(4)レセコン一体型電子薬歴システムの登場
(5)東日本大震災と薬局のIT 化
(6)クラウド化の推進とタブレット端末の活用
(7)薬歴を開発している企業が重視している点
(8)開発ハードル
(9)薬局との契約形態
(10)次世代型の電子薬歴システム
(11)電子薬歴システムの市場推計
(12)電子薬歴システムの将来展望
【4】電子版お薬手帳の動向
(1)お薬手帳の意義
(2)電子版お薬手帳の普及
(3)電子版お薬手帳の要件
(4)「e 薬Link」相互閲覧サービス
(5)スマホの普及率と電子お薬手帳アプリの普及
(6)電子お薬手帳アプリの利用者状況
(7)電子版お薬手帳の多様性
(8)オンライン資格確認と電子版お薬手帳の影響
(9)電子処方箋と電子版お薬手帳サービスへの影響
(10)スマホ保有率増加による電子お薬手帳アプリの展望
(11)電子版お薬手帳の市場推計
(12)電子版お薬手帳の将来展望
【5】オンライン服薬指導の展望
(1)服薬指導とは
(2)服薬指導のオンライン化の検討
(3)オンライン服薬指導の基本的な考え方
(4)オンライン服薬指導の実施要件や算定要件
(5)国家戦略特区における服薬指導の実施例
(6)国家戦略特区における服薬指導の算定要件
(7)国家戦略特区におけるオンライン服薬指導システムの現状
(8)服薬指導の時限的・特例的な措置
(9)薬局におけるCOVIT-19 感染症防止のための服薬指導の対応
(10)COVIT-19 感染防止のための患者の状況
(11)オンライン服薬指導システムの現状と一例
(12)オンライン服薬指導システムの市場推計
(13)オンライン服薬指導システムに関連した市場規模
(14)オンライン服薬指導システムの将来展望
第二章 調査の結果
【1】調査概要と全体像
(1)調査結果の要約
(2)調査項目・個票の説明
【2】電子薬歴システム関連製品
(1)株式会社 EM システムズ 「MAPs for PHARAMACY」
(2)株式会社カケハシ 「Musubi」
(3)株式会社ズー「kusudama」
(4)株式会社ソラミチシステム 「solamichi」
(5)PHC 株式会社 「PharnesⅤ-MX」/「ヘルスケア手帳」
(6)日立ヘルスケアシステムズ株式会社 「Pharma-SEED EX」
(7)三菱電機 IT ソリューションズ株式会社 「Melhis」
【3】電子版お薬手帳関連製品
(1)株式会社 STNet 「日薬 e お薬手帳」
(2)株式会社NTTドコモ「おくすり手帳 Link」
(3)株式会社エムティーアイ「薬局向け CARADA パック」
(4)シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社 「harmo」
(5)日本調剤株式会社 「お薬手帳プラス」
(6)株式会社フリービット EPARK ヘルスケア 「EPARK お薬手帳」
(7)メドピア株式会社「kakari」
【4】その他薬局関連サービス
(1)株式会社インテグリティ・ヘルスケア 「YaDoc」
(2)大塚倉庫株式会社 「共通プラットフォーム」
(3)株式会社ファーマクラウド 「メドシェア」
(4)リードエンジニアリング株式会社 「かれん」
第三章 資料集
【1】薬局の動向と将来推計
(1)薬局数の動向
(2)薬局数の将来推計
(3)都道府県別・薬局数の動向
(4)処方箋受取枚数と受取率の動向(医薬分業率)
(5)処方箋受取率と調剤点数の動向
(6)薬剤師数の動向
(7)施設・業務別の薬剤師数の動向
【2】医療費の動向
(1)国民医療費の動向
(2)国民医療費の範囲
(3)診療種類別・国民医療費の動向
(4)年齢階級別・国民医療費の動向
【3】社会保障給付費の将来推計
【4】高齢世帯数の将来推計
(1)高齢世帯数(独居・夫婦のみ)の動向と将来推計(1985~2040年・5年区間)
(2)高齢世帯数の将来推計(2015~2025年・1年区間)
【5】人口構造の今後の変化と社会の高齢化
(1)人口構造の将来推計 (2015年~2035年)
(2)人口構造の将来推計 (2015年~2065年)
(3)年代別・人口構成比の将来推計
(4)~(9)年齢別人口の将来推計(詳細)
(10)~(14)生まれ世代別・人口構造の将来推計
(15)認知症高齢者数の状況と将来推計
【6】引用資料 「患者のための薬局ビジョン 概要」厚生労働省
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