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市場調査レポート
アルツハイマー病治療薬の臨床開発戦略とブレイクスルー
発刊日 | 2015-12-22 |
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体裁 | A4 / 305ページ |
発行 | 株式会社シード・プランニング |
備考 | |
販売価格 |
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- 日欧米の医薬品レギュレーション調査研究の専門家による編著
- AD治療薬の臨床開発戦略と課題へのアプローチがわかる
- 製造販売承認に必要な要件がわかる
認知症の大多数を占めるアルツハイマー病(AD)は、2050年までに全世界で1.15億人以上になると推計されています。しかし、1995年から2014年にかけて、グローバルで承認された薬物は4品目のみであり、AD治療薬の成功確率は0.5%以下にとどまっています。この成功確率の低さは、製薬企業にとって、ADの研究開発のインセンティブを低下させる要因ともなり、ADの研究開発に暗雲を投げかけています。
また、特に開発成功が強く望まれるアルツハイマー病の病態機序に作用する疾患修飾薬は、明白な認知症になる前のステージを含む早期治療介入が重要であり、臨床前段階AD(Preclinical AD)、前駆期AD(Prodromal AD)、ADによる軽度認知障害(MCI due to AD)を組み入れた臨床開発が必要となっています。
こうした状況の中、欧州医薬品庁(EMA)及び米国食品医薬品局(USFDA)は、その危機感から、AD治療薬の基礎、臨床開発に対するレギュラトリーサイエンスに活発に取り組んでいます。残念ながら、厚生労働省(MHLW)の取り組みは、遅れていると云わざるをえません。
そこで、医薬品、医療機器、再生医療医薬品等のレギュラトリーサイエンスの調査研究事業を行っている(有)レギュラトリーサイエンス研究所編著、弊社の編集により、本書を発刊する運びとなりました。
本書では、レギュラトリーサイエンスの視点に立ち、ADの診断、AD治療薬の研究開発、特に臨床開発の課題(診断、有効性・安全性の評価等)、販売承認及びその将来像について欧米の規制当局がどのように考えているかを解説いたします。AD治療薬の医薬品開発に関わる皆様のお役に立てれば幸いです。
目次
1 アルツハイマー病(AD)
1.1 ADとは
1.2 ADの発症メカニズム
1.3 コリン作動説
1.4 アミロイド蛋白
1.5 タウ蛋白仮説
2 AD治療薬の研究開発の現状・課題と将来動向
2.1 AD治療薬の研究開発の失敗
2.2 ADの臨床試験の現状
2.3 AD治療薬の研究開発動向
2.4 AD治療薬のリポジショニング
3 AD治療薬の臨床開発戦略と課題へのアプローチ
3.1 臨床試験の戦略
3.2 AD治療の主なゴール
3.3 患者特性及び患者集団の選択
3.4 診断基準
3.5 バイオマーカー
3.6 治療効果の評価
4 製造販売承認に必要な試験と成績
4.1 品質
4.2 非臨床試験
4.3 臨床開発
4.4 AD開発候補薬物の重要な非臨床及び臨床試験のキーポイント
4.5 AD治療薬の製造販売承認の要件:ベネフィット・リスクの評価
5 早期アルツハイマー病の治療薬の開発
5.1 要約
5.2 アルツハイマー病の診断と臨床開発をめぐる背景
5.3 早期アルツハイマー病の診断基準
5.4 臨床評価項目
5.5 疾患修飾性の証明
5.6 参考文献
6 アルツハイマー病及び他の認知症の治療薬の臨床試験
6.1 要旨
6.2 背景
6.3 範囲
6.4 法的根拠及び関連ガイドライン
6.5 アルツハイマー病治療薬開発時の具体的考察
6.6 他の認知症
6.7 特別な集団での試験
6.8 安全性評価
6.9 定義
6.10 参考文献
6.11 附録1: ADに関する適格性意見 Qualification opinions
6.12 附録2: ADの病理学的変化に関係する動的バイオマーカーのモデル(Jack et al. 2013)
7 日本におけるアルツハイマー病治療薬の臨床評価及び臨床開発についての議論
7.1 緒言
7.2 臨床試験の選択基準
7.3 臨床試験に用いる有効性評価項目
7.4 各開発段階において実施する臨床試験に関する留意事項
7.5 参考文献
8 軽度及び中等度のアルツハイマー病患者の疾患進行と治験評価の新しいデータ駆動型モデル
8.1 はじめに
8.2 疾患進行と治験評価モデルの利用と適用
8.3 背景
8.4 疾患の進行と治験の評価モデルとしてADAS-CogモデルをADに使用する背景と理論的根拠
8.5 疾患の進行と試験の評価モデル開発の結果
8.6 EMAのレビューのための具体的質問と認知症先進医療開発センター(CAMD)の見解
8.7 Scientific Advice Working Party(SAWP)と申請者との議論
8.8 ヒト医薬品委員会(CHMP)の回答
8.9 参考文献
9 軽度及び中等度アルツハイマー病の治験に使用するエンリッチメントのためのバイオマーカーとしてのCSF Aβ1-42及びt-tau及び/またはPET-アミロイドイメージング(陽性/陰性)の使用の適格性
9.1 背景と適格性プロセス
9.2 申請者が提出した背景情報の理論的根拠
9.3 提案のバイオマーカーを裏付けるエビデンスとSAWPの質問
9.4 CHMPの 適格性意見(Qualification Opinion)
9.5 参考文献
10 前認知症期アルツハイマー病の治験におけるエンリッチメントのためのバイオマーカーとしてのPETアミロイドイメージング(陽性/陰性)の適格
10.1 背景と適格性プロセス
10.2 ADの論理的根拠
10.3 SAWPと申請者とのQ&A: PETアミロイドイメージングの根拠
10.4 前認知症期AD の臨床試験のエンリッチメントのための
PET アミロイドイメージングに対するCHMPの意見
10.5 CHMPのPETバイオマーカーに関する適格性意見
10.6 参考文献
11 ガイドライン
11.1 EMA
11.2 USFDA
12 参考資料
12.1 参考資料Ⅰ: 日本での承認ADの申請資料・試験の概要
12.2 参考資料Ⅱ-A: NIHに登録されている臨床試験の概要
12.3 参考資料Ⅱ-B: NIH Alzheimer disesase 薬物名
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