パーキンソン病治療の現状と将来展望

市場調査レポート

発刊日	2007-12-26
体裁	A4 / 49ページ
発行	株式会社シード・プランニング
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ポイント

パーキンソン病治療の現状を把握する
特定疾患の対象から除外された場合の影響は?

パーキンソン病の治療は、医師が長期にわたって治療薬選択・用量設定などの「さじ加減」を考えなければなりません。

日本では、2006年12月にレキップ、2007年4月にコムタンが発売されました。また、ドパミンアゴニストのカベルゴリンとペルゴリドは心臓弁膜症発現リスクが高いことが報告され、2007年3月にFDAではペルゴリドの販売中止を決定し、日本では4月にカベルゴリンとペルゴリドの添付文書改訂を行いました。こうした様々な動きのなか、処方動向が大きく変化します。

2006年8月にパーキンソン病の軽症者を特定疾患の補助対象から除外する案が報告されました。この案は見送られましたが、今後パーキンソン病が特定疾患の対象から除外された場合、治療に影響が出ると考えられます。

本レポートは、パーキンソン病治療の現状を把握し、将来展望を明らかにすることを目的としています。

調査方法

シード・プランニング保有情報、最新情報の収集・整理
弊社医師パネルによるインターネット調査
オピニオンリーダー医師ヒアリング調査 (3名)
インターネット調査で治療の現状把握を行い、その結果の要因について、オピニオン医師にヒアリングした。

患者数の動向
1. (1) パーキンソン病患者数の将来予測
2. (2) 診療状況
3. (3) 特定疾患医療受給者証交付件数の推移
診断基準
治療実態
1. (1) 治療法実施状況
2. (2) 薬物療法実施状況
3. (3) 治療薬の位置付けの変化
4. (4) 治療薬の効果判定基準
今後の治療の方向性
1. (1) 開発薬の評価
2. (2) 新しい治療法への期待
3. (3) 特定疾患の対象から除外された場合の影響
4. (4) 抗パーキンソン病治療薬の市場規模予測

図表目次

表1    ヤール重症度別患者割合
表2    特定疾患認定の対象となるパーキンソン病の認定基準
表3    パーキンソン病の診断基準
表4    パーキンソン病の治療実施患者割合
表5    現在使用されている抗パーキンソン病薬
表6    早期パーキンソン病における処方パターン別、患者割合
表7    ガイドライン別、参考度合い
表8    非麦角系ドパミンアゴニストの使用医師割合
表9    パーキンソン病統一スケール(UPDRS)
表10  開発中の抗パーキンソン病薬
表11  抗パーキンソン病薬の薬価推移
表12  抗パーキンソン病薬の売上推移

図1    パーキンソン病総患者数の将来推計
図2    医師1人あたりの1ヶ月間の診療患者数回答医師割合
図3    パーキンソン病関連疾患の特定疾患医療受給者証交付件数
図4    パーキンソン病との鑑別が難しい疾患回答医師割合
図5    早期パーキンソン病の治療ガイドライン
図6    進行期パーキンソン病患者における症状発現率
図7    進行期パーキンソン病の治療ガイドライン: wearing off現象・on-off現象
図8    進行期パーキンソン病の治療ガイドライン: No-on現象・Delayed on現象
図9    進行期パーキンソン病の治療ガイドライン: ジスキネジア
図10  進行期パーキンソン病の治療ガイドライン: off時のジストニア
図11  進行期パーキンソン病の治療ガイドライン: すくみ足
図12  睡眠障害に対する治療ガイドライン
図13  進行期パーキンソン病の治療ガイドライン: 幻覚・妄想状態
図14  服薬コンプライアンス低下の要因回答医師割合
図15  治療を優先すべき非運動障害回答医師割合
図16  薬剤の処方患者割合
図17  製品別使用医師割合
図18  国内未承認の治療薬についての関心度回答医師割合
図19  抗パーキンソン病薬の売上推移

シリーズ既刊

生活習慣病系	糖尿病治療の現状と将来展望	2007年12月
中枢神経系	パーキンソン病治療の現状と将来展望	2007年12月
中枢神経系	アルツハイマー型認知症の診断・治療の現状と将来展望	2008年　7月
呼吸器系	COPD治療の現状と将来展望	2008年　5月