- ホーム
- メディカル・バイオ
- 疾患別治療・治療薬(ドクター調査)
- アルツハイマー型認知症の診断・治療の現状と将来展望
市場調査レポート
アルツハイマー型認知症の診断・治療の現状と将来展望
発刊日 | 2008-07-28 |
---|---|
体裁 | A4 / 90ページ |
発行 | 株式会社シード・プランニング |
備考 | ※ご発注後に印刷するため、5営業日以内に発送いたします。 |
販売価格 |
|
- 【ポイント1】 現在のアルツハイマー型認知症の診断・治療における現状と課題を整理
-
- 現在の診断方法・問題点
- 現在の治療方法・問題点
- 【ポイント2】 アルツハイマー型認知症治療の将来動向と市場の変化を予測
-
- 現在フェーズ3にある治療薬の上市
- γセクレターゼ阻害薬、抗体医薬などの根本治療薬の上市
- 2011年塩酸ドネペジルの特許満了
アルツハイマー型認知症は現時点では根本的な治療法がなく、老年人口の割合が上昇し続ける日本において、患者数が増加することが確実な疾患です。患者のQOLの低下は著しく、家族の負担、社会的経済的負担は大きいため、その根本治療薬の開発が強く期待されています。
現在日本では、AChE阻害薬の一つである塩酸ドネペジルにより症状の改善・進行抑制を目的とした治療が行われています。2007年には塩酸ドネペジルの高度アルツハイマー型認知症への適応拡大、高用量の錠剤が承認されました。現在フェーズ3にAChE阻害薬であるリバスチグミンやガランタミン、また、欧米ですでに承認されている非AChE阻害タイプの塩酸メマンチンがあるなど、症状の改善・進行抑制を目的とした治療がしばらく継続すると考えられます。
一方、根本治療を目指した研究開発が行われており、「γ/βセクレターゼ阻害薬」をはじめ、「Aβ分解薬」、「Aβワクチン」など国内外で研究開発が進められています。世界におけるアルツハイマー型認知症治療薬のトップシェアを誇るエーザイも、2010年以降各国で特許満了を迎えるため、次世代型アルツハイマー病治療薬の研究開発に注力しています。
現在発症前・早期診断を可能にする診断技術として、PETやMRIを用いたアミロイドイメージングや、バイオマーカーが研究されています。現在、東京大学を中心として軽度認知機能障害(MCI)から初期アルツハイマー病に移行する際の客観的な指標と基準値を探るための共同試験(JADNI)が進められています。これによって臨床では、現在より早期に診断・治療が開始される可能性があり、今後の動向が注目されます。
調査資料の特徴
医療・医薬の調査に25年間携わってきたシード・プランニングが、蓄積してきた市場に関する各種データ、治療に関する最新情報をまとめ、さらにオピニオンリーダーの協力をもとに、当該疾患市場の現状と今後の方向性を分析する調査資料シリーズです。
調査方法
- シード・プランニング保有情報、最新情報の収集・整理
- オピニオンリーダー医師へのヒアリング(3名)
- 弊社医師パネルによるインターネット調査
目次
- 1章. 要約
- 2章. アルツハイマー型認知症とは
-
- アルツハイマー型認知症の定義
- 病理
- 患者数
- 3章. 診療体系
-
- 現在の診療体系
- 認知症診療体系の整備に向けた取り組み
- 4章. 診断の現状と課題
-
- 診断の概要
- アルツハイマー型認知症の診断の現状
- 認知症の早期発見・早期診断
- 5章. 診断の将来展望
-
- 日本における多施設共同研究
- ADNI、J-ADNI
- 想定される診断方法の変化と治療への影響
- 6章. 治療の現状と課題
-
- 治療の概要
- アリセプト投与状況
- アリセプト効果判定基準
- アリセプトの満足度(効果、服薬状況、副作用)
- 剤形の使い分け
- 7章. 治療の将来展望
-
- ジェネリック医薬品の影響力
- アミロイドβ仮説とアルツハイマー型認知症の開発薬
- フェーズ3(日本)の治療薬への評価
- 開発薬への期待
- AD治療薬の市場規模予測
当ページに記載されている市場調査レポートに関するご意見やご質問などございましたら、お気軽にご相談・お申し付けください。
(在庫終了)お問い合わせフォームへ株式会社シード・プランニング
〒113-0034 東京都文京区湯島3-19-11
湯島ファーストビル 4F
【TEL】 03-3835-9211(代)
【FAX】03-3831-0495