市場調査レポート
2008年版 遠隔医療の現状と今後の展望
―病診連携・地域ケア・在宅医療へ拡大する市場―
発刊日 | 2008-11-06 |
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体裁 | A4 / 270ページ |
発行 | 株式会社シード・プランニング |
備考 | ※ご発注後に印刷するため、5営業日以内に発送いたします。 |
販売価格 |
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- 図解でわかる領域別の将来展望!
- 行政動向の影響や促進要因、方向性を領域別に整理!
- 遠隔医療の先進プロジェクトや支援ビジネスを事例研究!
遠隔医療とは、「映像を含む患者情報の伝送に基づいて遠隔地から診断、指示などの医療行為および医療に関連した行為を行うこと」を指します。1997年に旧厚生省から医師法20条の解釈に関する見解がなされた事により、ネットワークを利活用した新しい医療分野の可能性として、研究開発や実証実験が進められてきました。
近年、医師不足などの影響で医師と患者の信頼関係が崩れ、医療現場が疲弊する「負のスパイラル」が発生し始めており、遠隔医療はネットワーク・ITを活用した医療現場の効率化や支援を実現する方策のひとつとして注目されています。今後は概念の拡大で、民間企業による遠隔医療支援サービスの提供なども考えられます。
また、社会の超高齢化にともなう老人医療費の抑制のため、行政は医療制度改革にもとづいた医療費適正化を進めます。よって、医療を必要とする療養者が在宅へと移行することから、地域に点在する医療・介護リソースの連携体制構築や効率化を実現する遠隔医療支援システムなども注目されています。
そして、様々なネットワークを活用した遠隔医療は、蓄積した医療・健康情報を施設や地域の制限を受けずに利活用できる生涯健康医療電子記録(EHR)の実現へ向かうと考えられます。今後は民間サービスにおける蓄積情報の有効活用も考えられます。しかし、遠隔医療の実現には医療機器のIT化をはじめ、ネットワーク環境の構築や医療事業者の支援サービスなどが必須となるため、産業界の活躍も期待されています。
本調査レポートは、医療制度改革をはじめとする行政動向が遠隔医療に与える影響や先進的な遠隔医療プロジェクトの事例、遠隔医療支援サービスを展開する企業のビジネスモデル、特徴やマーケティング戦略、市場の現状と課題、今後の方向性などを研究し、遠隔医療の展望について俯瞰・考察しています。

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