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市場調査レポート
個別化医療・創薬のための大規模ゲノムコホート研究の最新動向
発刊日 | 2014-04-21 |
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体裁 | A4 / 242ページ |
発行 | 株式会社シード・プランニング |
備考 | ※ご発注後に印刷するため、5営業日以内に発送いたします。 |
販売価格 |
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- コホート研究とは何か?
- ゲノムコホート研究、バイオバンク事業の意義と価値、その成果とは
- 大規模ゲノムコホート研究がもたらす未来型「個別化医療・予防」の姿
- 2013年6月開催 公開シンポジウムの講演内容を全て収録
コホート研究とは、ある特定の集団を長期にわたって追跡調査し、<病気と健康の因果関係>を明らかにする研究手法のひとつです。かつてのコホート研究は、生活習慣と疾患――例えば、塩分の摂取量と高血圧の関係を裏付けるようなシンプルなものでしたが、近年のめざましいゲノム解析技術の進歩により、遺伝子多型(SNP)などを組み合わせ、あらゆる疾患を対象とした研究が可能となって来ました。さらには、ゲノムのみならず、エピゲノム、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボロームなど、生体機能分子を多層的に解析する「オミックス解析」を用いた、新時代のコホート研究が展開されようとしています。また、集められた生体試料などを保管したり、診療情報と解析情報とを合わせたデータベース(バイオバンク)の構築、そして既存コホート間の連携といった、大規模コホート研究への基盤整備も各所で進みつつあります。
現在、すでに、がん、糖尿病、脳卒中などの<病気のなりやすさ>に関係する疾患関連遺伝子や、<薬の効きやすさ><副作用の出やすさ>に関わる薬剤応答性遺伝子などが判り始めています。大規模コホートの推進により、有用な新規バイオマーカーを用いた薬剤や診断法の開発がなされれば、エビデンスに基づいた、国民ひとりひとりに最適な治療や予防、即ち、「個別化・層別化医療」の実現が可能となります。
製薬のみならず、医療デバイスやデータ通信、食品関連など、多様な産業と結び付き、産業界に大きなイノベーションをもたらすと期待される、大規模コホート研究。一方で、生命情報というビッグデータを解析するための、バイオ・インフォマティシャンの不足、計算機環境の整備不足など、課題もみられます。
本レポートでは、2013年6月に開催した公開シンポジウム「個別化医療・創薬への貢献を目指すコホート研究の新展開」の講演内容と、新たに行ったヒアリング取材を中心に、国内のコホート研究の現状と課題を整理し、その将来像とビジネス展望についてまとめました。

株式会社シード・プランニング
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